売上予測・事業性評価
医薬品の売上予測と医薬品プロジェクトの事業性評価とは、製品および疾患市場に対する正しい理解と、国内のみならずグローバルな薬事環境およびマーケットアクセスに関する包括的な理解とを必要とする、高度に専門化された作業です。
我々は 医学・臨床 に関する深い知識と理解、海外バイオテック企業との数多くのプロジェクトから培ってきた経験、製薬企業出身者によるチームであることからくる顧客ニーズの十分な理解、アルゴリズム構築やデータ分析手法について、他社の追随を許さない高い専門性を誇り、これまで数多くの顧客製薬企業の 経営判断をサポートしてまいりました。
包括的なサービスを提供しております。
ニーズの例
事業計画の立案・提案のための基礎資料の作成
売上予測に関する当局への提出資料のサポート(例:新薬収載希望者による市場規模予測の基礎資料)
投資家、海外親会社への説明のための基礎資料作成(日本語および英語)
開発計画の立案・開発の是非の意思決定のための基礎資料の作成
ライセンス契約の際の対価の設定に関するサポート
製品の売上のモニタリング・トラッキングと月次・四半期ベースの短期予測
サービス
P&L予測及びDCF法を用いたNPV・rNPVの算出
NPV・rNPVの計算によりプロジェクト等の絶対的な価値を算出し、当該プロジェクトのgo/no-go判断をするうえで重要な情報をお届けいたします
市場調査(KOLインタビュー・ウェブ調査)
KOLインタビューやウェブ調査といった様々な手法を用いた調査を行っております。ターゲット領域を理解するために最適な方法をご提案いたします。
Deliverable
e-Projectionはプロジェクトの最終成果物として売上予測、事業性評価のモデルをExcelファイルにてクライアント様にご提供しております。
各アサンプションはクライアント様にて変更していただけるようになっており、操作性、実用性が高いモデルです。まずはモデルのサンプルファイルをダウンロードしてお試し下さい。
Leader
長手 寿明
代表(医学博士、MBA)兼日本リージョン責任者
医薬品の売上予測を扱うコンサルタントとして2015年11月にe-Projectionを起業。
武田薬品工業のグローバルマーケティング部門にて、フォーキャスティング・ディレクター、Abbott Laboratories(現Abbvie)ではGlobal Marketing部門でプロダクトマネージャーを歴任。
山野 高
顧問
40年に渡る医療用医薬品の営業経験を有し数多くの大ヒット製品のマーケティングリーダーを担当。
営業・販売管理部門に高い専門性を有し、営業戦略やMR育成をはじめコーチングの経験が豊富。
事例
マーケティング戦略における様々なニーズに応じた分析
国内製薬企業のセールス&マーケティング部門から、とある製品の売上を分析することで、今後の施策や競合の戦略分析に役立てたいという依頼があった。戦略を立てる上で判断の材料となり得るような分析や、コンサルテーションを望んでいた。
国内上市予定の製品が既存の製品に与えるインパクト調査
とある製品を発売している外資系国内企業は、近々発売予定の他社競合品が製品市場に与えるインパクトについて理解をしたいというニーズがあった。そこで、定性調査・定量調査を行い、現在の市場の理解および新薬の登場のインパクトについて調査し、既存製品の売上予測を行った。
医薬品の売上予測・事業性評価を行い、製薬企業・バイオベンチャー企業様の戦略立案・経営判断をサポート
トップライン予測モデル
高度かつ精緻なモデルを構築して、短期(直近12~36ヶ月)から中長期(5年~20年)の医薬品の売上、疾患市場規模、領域規模の予測を行ってまいります。
プロジェクトベース案件
医薬品の製品・パイプラインの売上予測を案件ベースで行ってまいります。疫学モデル(患者数ベースの予測)、需要モデル(販売データの推移に基づいた予測)など、開発ステージに応じた最適な売上予測をご提案します。
我々の予測モデルは、例えば以下の技術を用いて構築しております。
- 時系列分析
- 性年齢階級調整患者数予測
- 市場浸透理論に基づいたアップテイクカーブのモデリング
- 参入順位に基づいたマーケットシェアの予測
- Target Product Profileの突合によるマーケットシェアの予測
- リアルワールドデータを用いた患者数分析
- ソース・オブ・ビジネス分析
- マルコフ過程等の確率過程を用いたモデルによるペイシェント・ジャーニー分析
セールストラッキング
既存品の売上データを日次、週次、月次ベースで追跡し、短期予測値をリアルタイムにアップデートしてゆきます。
月次の売上の予測値を月初の段階から精密に予測できるほか、売上の推移の異常をいち早く検出し、目標の修正などの対応を迅速に行えるように支援できます。
6月次売上着地予測
24ヶ月短期売上目標
P&L予測及びDCF法を用いたNPV・rNPVの算出
トップライン売上予測に加え、コストに関する予測をも行うことによってP&L(損益)も予測し、DCF法(割引キャッシュフロー法)によってプロジェクトのNPV(正味現在価値)を計算します。
さらに、プロジェクトの各開発段階における成功確率で期待値的に処理することによって、rNPV(リスク調整NPV)を計算します。
また、SFE (Salesforce efficiency: 営業効率分析)分析においては、SG&A(販売費及び一般管理費)のうち、特にMR人件費の分析とそのカバレッジにおける売上予測を行うことによって、特定の製品のプロモーションにおけるMR一人当たりの生産性を最適化し、また必要とされるMR数の算出を行います。