2021/02/19 update

「挑戦的医療シーズの実用化達成セミナー」にて講演をしました

2月18日に有限責任監査法人トーマツが主催した「挑戦的医療シーズの実用化達成セミナー」にて、講演をして来ました。海外のメガ・ファーマを数多く取材し分かった彼らの研究シーズの価値の考え方や、その価値を定量的に説明することの重要性、その表現方法について話してきました。そこで使用したスライドをシェアします。

テーマ:研究シーズの事業性評価及びライセンス対価の設定の考え方

2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章先生は『研究は何かすぐ役に立つものではないが、人類の知の地平線を拡大する』と述べている。研究の価値はその分野に知悉する者にとっては自明でも、研究者は自らの研究に必要な資源を調達するためにも、その研究の価値を定量的に説明する必要が生ずることがある。本講演では、海外のメガ・ファーマの技術探索部門の意思決定者を数多く取材してきた演者が、研究シーズの事業性評価の実務に触れながら、一見容易ではない研究の価値の表現方法について考察する。

[講演内容]
● 研究シーズの価値とは
▲なぜ研究シーズの金銭的価値を考える必要があるのか
▲メガ・ファーマはどう考えているか
▲薬価:ライフサイエンスの価値のベンチマーク
● 研究シーズの事業性評価のアプローチ
▲インプットからの算出;その研究成果に投入された資源
▲価格の設定を市場に委ねる
▲将来もたらされるキャッシュフローからの算出
● 研究シーズのライセンス対価の設定の実務
▲インプット
▲コンパラブル
▲正味現在価値

 

研究シーズの事業性評価及びライセンス対価の設定の考え方